来年からの牧草収穫は業者さんに委託するため、バンカーサイロを建設してます!
枝幸町もすっかり雪景色ですが、氷点下になることもなく、牛達は快適なようですよ~。
最近は時間にも余裕があるので、子供達の雪遊びにもつきあってます。
近所の牧場にファームステイ中の葵ちゃん。関西出身で北海道の冬は初めてだそうです!
冬の枝幸町も楽しいですよ!
北海道オホーツク・酪農牧場
エルムデールファームです。
10月24日に札幌で行われた、農業人フェアに宗谷酪農法人ネットワークとして参加してきました。
会場には農業法人に就職を考えてる人、新規就農を考えてる人、これから夢に向かって頑張ろうとしている学生さん、中にはブースに来た人に飲んでもらうのに用意した飲み物を貰って帰るだけのおばぁちゃんなど様々な人がいました(笑)
昨年と同等位の約780人の来場者が居ましたが、畑作の求人の人気は強く、宗谷の酪農ブースは比べてしまうと負けているようでした…
それでも、宗谷の近隣の町村や普及センター、餌屋さんに協力してもらい、ブースに誘導して話を聞いてもらいました。また、吉田さんや猿払村の木村さんの二人の巧みトークで法人ブースに来た人を和ませ笑わせ、二人のインパクトが強すぎて他のブースの話が頭に入らないと言ってくれたリピーターもいました。係りの人にも、ここのブースは大盛況でしたねと褒められもしました(*^^*)自分は話が上手くはないですが、二人の話方や場の盛りあげ方は勉強になります。持って生まれたポテンシャルが違うので真似は出来ませんが…
夏にファーム和楽に研修に来た酪農学園のガイ君も来てくれて、選考科目は違うけど酪農に興味を持ってくれてました!
土に触れて野菜を作る農業と牛に接して牛乳を搾る酪農業では、牛が相手の酪農は負のイメージがまだ強いようです。だけど、野菜も牛乳も美味しいって言葉が生まれる食の仕事に変わりわなく、誇りに思っていい仕事だと自分は思います!
枝幸ミルクネットワークでフェアへの参加は今の所は未定ですが、法人ネットワークはこれからも参加していきますので、興味を持った人は来年のフェアに来てもらいたいし、多くの方から連絡をもらいたいです(*^^*)
玉村牧場では秋の農作業も順調に進み、暇をみつけては海や山に遊びにいきます!
山ブドウやキノコ(ユキノシタ)などは10月上旬の荒天の影響か平年より少なめ。
それでもリスに会えたりと、なかなか楽しいです!
秋鮭を釣ってるところものせたかったのですが残念ながら今年も釣れず。
かわりにチカを釣って食べましたよ~!
結構ウマいんです!
田舎で娯楽は限られますが探せば楽しい事はたくさんありますよ!
8月末から3週間、日獣の学生に引き続き酪農学園大学の学生を研修生として受け入れました。第一印象ははっきり言って “ チャラいな ” だが、いざ研修を開始してみると意外や意外! どんな事でもひとつ返事で嫌な顔ひとつせずこなし、終わってみれば無遅刻無欠席。こちらの都合で研修延長をお願いするも、快く承諾。「最近の若者は・・・」と言う考え方が180度かわりました。 また来年どんな若者たちが来てくれるのか、今から楽しみです。
★ 研修生から一言
今回の実習で牛にもあまり触れ合ってこなかった自分にとっては何もかもが新鮮で緊張もしましたが、とても楽しい三週間でした。従業員や家族の皆様も大変優しく、帰るのが名残惜しくなってしまい延長までしてしまいました。枝幸での食事も、毎日のように、鮭、イカ、ボタンエビといった海産物や新鮮な野菜が毎日出てきて太ってしまいました。酪農の作業以外にも、幼稚園児の牧場見学や採草地の土壌調査、チーズ作りなども体験させて頂き、いい経験になりました!チーズめちゃくちゃ美味しかったです。三週間本当にありがとうございました。
先月の枝幸ミルクネットワークでの研修生受入に続いて、今月も1名の研修生がヨシダファームにやってきました。
ヨシダファームの石森ブラザースの弟の国秀さんが、はるばる鹿児島大学から、夏休みを利用してヨシダファームで3日間の酪農作業を体験していってくれました。
以下、本人から後日感想のメールをいただいたので、掲載させてもらいます。
こんにちは!吉田社長!
石森の弟です。
まずは、吉田社長、3日間お世話になりました。ありがとうございました。
率直に申し上げますと、この3日間沢山の驚きがありました。例えば、牛舎内に約200頭もの牛がいる牧場の規模の大きさ、想像以上に機械化が進んでいることです。搾乳室内には様々なスイッチがあり、牛を誘導したり、搾乳する機械がありました。また、牧草を刈ったり、巻いたり、固めたりする様々な大型の機械もあり、初めて目にするものばかりでした。他にも沢山の驚きや学びがありました。
1番良いと思ったところは、従業員1人1人がとても個性的で温かいところです。自分の兄達も御多分にもれず個性的(笑)ですが、本当に楽しそうに働いていました。皆さん優しいので、やる気と健康さえ自信があれば楽しく仕事ができると思います。
私は、この3日間を通して本当に多くのことを学べたし、酪農家の気持ちを少しは実感できたと思います。また、感謝の気持ちも以前より芽生えました。例えば、乳製品1つを食べる際にも、「酪農家の方がこれだけ頑張って作った結晶がこれなのか」と思いながら食べると、今まで以上に美味しくなり、感謝の気持ちが湧いてきます。
最後になりますが、ヨシダファームの皆様本当にありがとうございました。
私にとって、北海道最北の農業地域の大自然に囲まれた酪農体験はとても魅力的でした。3日間という短い期間でしたが、本当に楽しかったので、少しでも酪農に興味がある友人・知人に体験だけでもしてみたらとすすめてみようと思います。絶対に沢山の学びや喜びがあって、人生の糧になると思います。
感想ありがとうございました!
国秀さん、また機会があれば是非遊びに来てください!
8月6日から27日までの3週間、枝幸ミルクネット立ち上げ以来初の活動として、東京の日本獣医生命科学大学のカリキュラムの一環として、研修生4名の受入を実践しました。課題は労働力のシェア。学生を交えどう進めていくかお互いに話し合った上でスタート!慣れない生活に悪戦苦闘しながらも、弱音もはかず全力で取り組んでくれた学生たち。休日には車中泊をしながらの道内観光、また日中の空き時間には釣りに行くなど、体力を余すことなく使い切ったせいか、最後に力尽きて2名ほど体調を崩すという場面もありましたが、最終日、全員揃って元気に挨拶に訪れた皆からは、達成感のある満足気な笑顔が溢れていました。
ミルクネットのメンバーとしても、やってみて初めて浮上した問題点や実際に学生たちと向き合って体感した感覚など、収穫は多岐に及びました。当然のごとく「またやろう!!」という全員一致の思いが沸き起こりました。
今後もこういった活動を続けていく中で、一人でも多くの人材が酪農を志してやって来てくれる事を願ってやみません。
最後に、今回参加してくれた学生たち、また陰ながらサポートしてくれた女性たち、そして作業着等提供していただいた関係機関の方々にはには大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
以下、研修生からの感想を掲載します。
尚、研修生たちは、各自この3週間の体験をA4用紙30枚のレポートにまとめて、大学に提出するとのことでした。今頃は提出したころでしょうか?機会があれば見てみたいものです。
宮城
・実習:酪農がいかに大変な肉体労働かがよくわかりました。早起きは辛かったですが、皆様のおかげでとても充実した3週間でした!
・釣り:マスが食いついた時の感触が今でも忘れられません!楽しかったです。アキアジ楽しみにしています!
徳永
・実習:みなさんのおかげで楽しくやらせていただきました!ただ、朝早いのには慣れませんでした…
・釣り:マスの引きにビックリしました。機会があれば秋アジの引きも是非味わってみたい!
峰岸
・実習:今回三戸の農家さんから実習を引き受けていただき、それぞれの牧場の個性を実感させていただきました。三週間ありがとうごさいました。
・釣り:釣れたときの興奮は計り知れません笑 あれは完全にハマりました笑
津城
・実習:全く異なった形態の牧場で体験できたことが良かったです。セミナーで「つながりが育む酪農」と紹介されていた通り、暖かなつながりを感じることができた3週間でした。
・釣り:あまり釣りに興味がなかった僕でも、釣れた時はものすごく嬉しかったです。また、釣りに行きたいです。
研修生の皆さん、お疲れさまでした。卒業してからでも、いつでも枝幸ミルクネットワークは皆さんを待っています。社会にでて、身も心も疲れ果てたとき、枝幸を思い出したら是非リフレッシュしに来てください。
変わらぬ自然と、牛たち、優しい?笑顔がいつでもここにいますよ。
エルムデールファームです。
どこの牧場でも1匹は猫はいます。どこからともなく現れ、我が物顔で寝て、餌欲しさにすり寄り、住み着く。当牧場でも、住み着いた猫がよその野良猫にやられてかわいそうだからと、牛舎内の事務所を占拠してしまう有り様…癒やしと引き換えに食住を与える。確実に食住の負担はデカい。
そんな猫でも、忙しい時に仕事の手伝いでも出来たらなと思ってしまう。
どの業界も人手不足だが、酪農業界は深刻だ。昔と違って近代化がされてきた酪農現場でも、なかなか働く人はいない。休む為に代わりに働いてもらう酪農ヘルパーさんも少なく、皆が申し込むため休みも確保できない、そんな状態だ。
近年は、色々な方が普及活動しているおかげで、酪農に興味を持ち熱意ある人達が増えてきたのは、とてもありがたいこと。それでも人が足りない…
都会の酪農を知らない人に興味を持ってもらい呼び込むのも大事だが、地元の人が地元の酪農現場で働きたいと思ってもらうのも大事。まだまだ酪農家側が見直さなければならない所は沢山ありますが、一緒に働いてくれる人を待ってます。
牧場猫には養ってる代わりに、招き猫みたいに福を招いて猫の恩返しをしてもらいたいものです。
エルムデールファームです。
当牧場では、乳牛と和牛を飼育しています。生まれてから約10ヶ月程飼育(素牛)して市場に出し、肥育農家さんに買ってもらっています。
和牛の子牛は乳牛の子牛より体が小さく、体質的に弱いといわれ管理が難しい、乳牛がメインだから和牛を飼うスペースを確保出来ないなどから、枝幸では数件の農家しか飼っていません。
枝幸は、毛ガニなどの海産物が有名です。チーズなどの乳製品や独自のブランド肉牛がまだないので、消費者目線からすると、枝幸の酪農に物足りなさを感じているかもしれません。
だけど、いずれは枝幸の酪農も6次化産業が確立され、枝幸の酪農もイイな!と消費者の方達に思ってもらえるよう頑張っていきたいです。それによって、興味を持って雇用がうまれ地域の活性化にも繋がるかもしれませんので!
エルムデールは、ブランド和牛を夢見て頑張ります!
枝幸に越してきて2度目の函岳登山?に行ってきました。美深町にある、標高1,129メートルのそこそこ高さのある山ですが、ほぼ山頂まで車で登れてしまいます。頂上まで続く砂利道は北海道にツーリングにやってくるオフロードバイクのライダー達にはかなり人気らしいです。
山頂ルート入口の加須美峠までは、オホーツク街道から、ヨシダファームのある乙忠部より道道120号線に入り、天の川トンネル手前より”函岳スーパー林道”を選択しました。途中渓流やほぼ毎回鹿にでくわす緑のトンネルを経由して、やってきた峠の小屋は・・あいにくモヤに包まれ太陽はうっすらと形がわかるものの空は曇っています。
しかし、太陽の形が分かるということは、もしかすると山頂は晴れているのでは?と、思い切ってそのまま山頂を目指しました!昨年は上の写真のように山頂が見渡せた場所でも、全く先が見えないモヤの中で、「やはりダメか・・」と思いましたが、山頂まであと高度200メートルというところへきて、突然視界が開け頭上に青空が広がりました。
眼下に雲海を見下ろす、まさに絶景です!昨年は快晴で遠くオホーツク海まで見えましたが、今年の雲海のほうが写真映えするので、登った甲斐がありました。枝幸から1時間半程で頂上まで行けるので、天気が良い日は気軽に行ける景勝地としておすすめです。
春は出会いと別れの季節。今春、ヨシダファームにも2つの出会いと別れがありました。
新メンバーとして、石森(弟)さんと石森(兄)さんが相次いで加わり、通称ヨシダファームの”レジェンド”ことK山さんと、搾乳室のリーダーを務めていたS木さんが卒業していきました。
この機会に、簡単にヨシダファームのメンバーを紹介します。
前列左から社長のお嬢さん、奥さん、石森(弟)さん。後列左から場長の籠原さん、吉田社長、石森(兄)さん、当ブログの管理人の私、堀田です。
吉田社長は大の釣り好きで、季節を問わず、様々な獲物を求め、海へ湖へ川へと繰り出しているようです。facebookでは既に何度か記事になっていますが、いずれ当ブログでも釣果を報告していただける予定(社長、期待してます!)です。
籠原場長は、冬場になるとスノーモービルで山登りまでしてしまうそうです。こちらも当ブログでモービルでしか辿り着けない場所からの絶景や、GoProで撮影した臨場感溢れる動画など紹介してもらう予定です。
石森ブラザースは、釣りとバスケットボールが趣味と聞いていますが、枝幸に住むにあたり、新しい趣味を開拓していくのではと思います。最近社宅にネット環境がやっと整ったそうなので、近々記事を投稿してくれることでしょう。
管理人の私は、主に風景写真の撮影が趣味です。週1日の休みなので全て日帰りですが、宗谷岬・知床半島・美瑛は制覇しました。いずれ当ブログでも成果を報告したいと思います。
卒業していったK山さんは、故郷長野県に帰り、家畜受精師として酪農に携わっているそうです。北海道からきたベテラン受精師で、寝顔をみると思わず”ほっこり”してしまう、癒し系のナイスミドルがうちに来たよ!という、長野県の牧場関係者の方。いらっしゃいましたら、是非このブログのコメント欄にご報告を!吉田社長がK山さんが元気でやっているかとても心配しています。ついでに長野での”新レジェンド”の報告も期待してます!
S木さんは、異業種へ転職していったと聞いています。最後の1日まで牛達に愛情を持って接していた姿がとても印象に残っています。詳しい事情は分かりませんが、情熱とプライドに溢れた仕事振りに、歳上の後輩としてなんとか力になりたいと努力していたのですが、力及ばずだったのかと少し寂しく感じています。そろそろ牛が恋しくないですか?今度の職場は土日が休みと聞いているので、休日にでも牛達に会いに来てください!朝5時30分にパーラーでお待ちしてます(笑)。