枝幸の冬のお楽しみ!スノーモービル!

今年の冬はなかなかまとまった雪が降らず、管理人の私は安堵しておりましたが、しかし、大量降雪を心待ちにしている方々がおりました。はい、通称「モービル」、スノーモービルを楽しむ方々です。

ヨシダファームの籠原場長から、枝幸の冬の娯楽、モービルの爽快さを、ヘルメットに装着したGoPro映像でお届けします!

今回のロケーションはS峠です。隣村にある峠で、天然のアップダウンが生み出すコースを疾走するのはとても爽快だそうです。

ちなみに、ヨシダファームにも吉田社長所有のヤマハ製モービルがあり、社員になると広大な雪原となっている牧草地を休憩時間に疾走できます!北海道の長い冬を楽しく過ごす方法、まだまだたくさんありますよ!

鹿児島から研修生がやってきました!

先月の枝幸ミルクネットワークでの研修生受入に続いて、今月も1名の研修生がヨシダファームにやってきました。

ヨシダファームの石森ブラザースの弟の国秀さんが、はるばる鹿児島大学から、夏休みを利用してヨシダファームで3日間の酪農作業を体験していってくれました。

以下、本人から後日感想のメールをいただいたので、掲載させてもらいます。

こんにちは!吉田社長!

石森の弟です。

まずは、吉田社長、3日間お世話になりました。ありがとうございました。

率直に申し上げますと、この3日間沢山の驚きがありました。例えば、牛舎内に約200頭もの牛がいる牧場の規模の大きさ、想像以上に機械化が進んでいることです。搾乳室内には様々なスイッチがあり、牛を誘導したり、搾乳する機械がありました。また、牧草を刈ったり、巻いたり、固めたりする様々な大型の機械もあり、初めて目にするものばかりでした。他にも沢山の驚きや学びがありました。

1番良いと思ったところは、従業員1人1人がとても個性的で温かいところです。自分の兄達も御多分にもれず個性的(笑)ですが、本当に楽しそうに働いていました。皆さん優しいので、やる気と健康さえ自信があれば楽しく仕事ができると思います。

私は、この3日間を通して本当に多くのことを学べたし、酪農家の気持ちを少しは実感できたと思います。また、感謝の気持ちも以前より芽生えました。例えば、乳製品1つを食べる際にも、「酪農家の方がこれだけ頑張って作った結晶がこれなのか」と思いながら食べると、今まで以上に美味しくなり、感謝の気持ちが湧いてきます。

最後になりますが、ヨシダファームの皆様本当にありがとうございました。

私にとって、北海道最北の農業地域の大自然に囲まれた酪農体験はとても魅力的でした。3日間という短い期間でしたが、本当に楽しかったので、少しでも酪農に興味がある友人・知人に体験だけでもしてみたらとすすめてみようと思います。絶対に沢山の学びや喜びがあって、人生の糧になると思います。

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今日は夕暮れの乙忠部漁港に虹がかかっていました。

感想ありがとうございました!
国秀さん、また機会があれば是非遊びに来てください!

夏の函岳の山頂に行ってきました!

枝幸に越してきて2度目の函岳登山?に行ってきました。美深町にある、標高1,129メートルのそこそこ高さのある山ですが、ほぼ山頂まで車で登れてしまいます。頂上まで続く砂利道は北海道にツーリングにやってくるオフロードバイクのライダー達にはかなり人気らしいです。

林道はまさに緑のトンネルです。

道中かなりの確率で鹿に遭遇します。

林道にかかる橋の上からの撮影です。

山頂ルート入口の加須美峠までは、オホーツク街道から、ヨシダファームのある乙忠部より道道120号線に入り、天の川トンネル手前より”函岳スーパー林道”を選択しました。途中渓流やほぼ毎回鹿にでくわす緑のトンネルを経由して、やってきた峠の小屋は・・あいにくモヤに包まれ太陽はうっすらと形がわかるものの空は曇っています。

峠はモヤに包まれていました。

晴れていればかなり手前から山頂が見えます。

しかし、太陽の形が分かるということは、もしかすると山頂は晴れているのでは?と、思い切ってそのまま山頂を目指しました!昨年は上の写真のように山頂が見渡せた場所でも、全く先が見えないモヤの中で、「やはりダメか・・」と思いましたが、山頂まであと高度200メートルというところへきて、突然視界が開け頭上に青空が広がりました。

オホーツク海方面です。

まさにすぐ足元が雲海です。

眼下に雲海を見下ろす、まさに絶景です!昨年は快晴で遠くオホーツク海まで見えましたが、今年の雲海のほうが写真映えするので、登った甲斐がありました。枝幸から1時間半程で頂上まで行けるので、天気が良い日は気軽に行ける景勝地としておすすめです。

帰路、美深町の牧場にいた馬達です。

ヨシダファームに新しい仲間が加わりました!

春は出会いと別れの季節。今春、ヨシダファームにも2つの出会いと別れがありました。
新メンバーとして、石森(弟)さんと石森(兄)さんが相次いで加わり、通称ヨシダファームの”レジェンド”ことK山さんと、搾乳室のリーダーを務めていたS木さんが卒業していきました。
R0000510この機会に、簡単にヨシダファームのメンバーを紹介します。
前列左から社長のお嬢さん、奥さん、石森(弟)さん。後列左から場長の籠原さん、吉田社長、石森(兄)さん、当ブログの管理人の私、堀田です。

吉田社長は大の釣り好きで、季節を問わず、様々な獲物を求め、海へ湖へ川へと繰り出しているようです。facebookでは既に何度か記事になっていますが、いずれ当ブログでも釣果を報告していただける予定(社長、期待してます!)です。

籠原場長は、冬場になるとスノーモービルで山登りまでしてしまうそうです。こちらも当ブログでモービルでしか辿り着けない場所からの絶景や、GoProで撮影した臨場感溢れる動画など紹介してもらう予定です。

石森ブラザースは、釣りとバスケットボールが趣味と聞いていますが、枝幸に住むにあたり、新しい趣味を開拓していくのではと思います。最近社宅にネット環境がやっと整ったそうなので、近々記事を投稿してくれることでしょう。

管理人の私は、主に風景写真の撮影が趣味です。週1日の休みなので全て日帰りですが、宗谷岬・知床半島・美瑛は制覇しました。いずれ当ブログでも成果を報告したいと思います。

卒業していったK山さんは、故郷長野県に帰り、家畜受精師として酪農に携わっているそうです。北海道からきたベテラン受精師で、寝顔をみると思わず”ほっこり”してしまう、癒し系のナイスミドルがうちに来たよ!という、長野県の牧場関係者の方。いらっしゃいましたら、是非このブログのコメント欄にご報告を!吉田社長がK山さんが元気でやっているかとても心配しています。ついでに長野での”新レジェンド”の報告も期待してます!

S木さんは、異業種へ転職していったと聞いています。最後の1日まで牛達に愛情を持って接していた姿がとても印象に残っています。詳しい事情は分かりませんが、情熱とプライドに溢れた仕事振りに、歳上の後輩としてなんとか力になりたいと努力していたのですが、力及ばずだったのかと少し寂しく感じています。そろそろ牛が恋しくないですか?今度の職場は土日が休みと聞いているので、休日にでも牛達に会いに来てください!朝5時30分にパーラーでお待ちしてます(笑)。

枝幸町の住宅事情

枝幸もご多分に漏れず、少子高齢化によるゆるやかな人口減のためか、民間の賃貸住宅の供給が少なく、特に単身者向けの物件は非常に少ないようです。若手の漁師さん等の住まいとして、当面の需要はあるものの、10年20年後の需要が見込めないとあっては、大家さん方も新規建設に意欲的になれないのは当然でしょう。

枝幸町でも、世帯向けや、勤労青年独身住宅という、35歳までの単身者向け町営住宅もありますが、現在単身者用の空き室はなく、追加建設の予定もないそうです。

賃貸住宅不足に対する施策として、枝幸町では、民間賃貸住宅建設促進助成制度があり、建設資金の一部助成を行っていますが、助成条件にある家賃設定の上限額が実状にあっていないらしく、供給状況をみる限りは効果がでているとは言えないように思います。

以上のような状況ですので、酪農家では、自前で社宅・寮を用意するところもあります。

ヨシダファームではバス・トイレ・キッチン付きのワンルームの社宅を1部屋、牧場内に持っており、現在従業員が入居しています。また、ファーム和楽では、賃貸住宅(一戸建て)を用意しており、新規雇用の社員(単身・世帯問わず)には家賃無料にて提供するそうです。

では、今、ヨシダファームに赴任して就職した場合、どんな住まいに入居できるのか?

牧場に一番近い町営住宅で、入居可能な物件を紹介します。世帯向けの3LDK、築5年の集合住宅です。これで賃料が41,500円〜(世帯収入により変動します。)となっています。ヨシダファームでは、この条件ですと住宅手当が20,000円支給されますので、実質負担が21,500円〜となります。

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11帖のリビング。床はフローリング風のクッションフロアです。

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7帖の和室。収納スペースもたくさんあります。

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キッチンと浴室。バスタブも大きくてゆったりしています。

牧場まで車で約10分、枝幸町市街まで15分と通勤、買物にも便利な立地です。漁港が目の前にあり、波の音と海鳥の鳴き声がして情緒豊かないい環境です。

部屋の窓からは漁港の日の出が観られます。

上記物件以外にも、個別事情に合わせて紹介できる物件がありますので、応募を検討される際にはお気軽に相談してください。

※物件例はこの記事を投稿した日時点の空き部屋情報に基づいています。応募の時点では空き部屋がなく、入居できない場合がありますことを予めご了承ください。また、入居資格については枝幸町による基準や審査等がありますので、当社にて入居を保証するものではありません。

よつ葉乳業宗谷工場の「宗谷ゴーダ」

昨日、宗谷南農協の総会があり、そこで配られた引き出物(?)をお酒好きな私=管理人@ヨシダファームにと、ファーム和楽のオーナーからいただきました!よつ葉乳業宗谷工場謹製の「手作りチーズ 宗谷ゴーダ」です。IMGP1111 (1)よつ葉乳業宗谷工場では、枝幸町、浜頓別町、中頓別町、猿払村から生産される生乳が一手に集められて、主に全粉乳に加工され、様々な乳製品の原材料となり、日本全国(もしかすると世界中にも)に供給されています。

この「宗谷ゴーダ」はその宗谷産の生乳をそのままチーズの原料として使用し、同じ宗谷の海水から作られた塩とで作られているそうです。味はクセのないとてもまろやかな味でした。あっさりとしていながら、濃厚なミルクの旨味があり、ワインと一緒に美味しくいただきました!IMGP1114 (1)よつ葉乳業のホームページで直販もしているようなので、興味のある方は試してみてはいかがでしょう?

ちなみに、宗谷といえば日本最北端の地「宗谷岬」でしょう。私も転居早々、観光客よろしく宗谷岬に行きましたが、酪農者として見逃せないのが「宗谷丘陵」です。宗谷岬の上にある、氷河期自体の地形がそのまま残っている貴重な場所だそうですが、現在は宗谷牛の放牧や牧草地として使用されており、独特な地形と美しい緑の牧草地から海を見渡す景色はまさに絶景でした!IMGP0279 (1)

 

はじめまして

はじめまして。管理人@ヨシダファームです。枝幸ミルクネットワークのブログ記事1本目を担当させていただきます。

当ブログでは、酪農の話題全般、季節ごとの仕事内容、各牧場の従業員の余暇の楽しみ方、枝幸町の暮らしと周辺の四季折々の風景など、硬軟織り交ぜて取り上げていこうと思っています。

さて、私=管理人@ヨシダファームは、酪農未経験、さらには北海道はおろか雪国暮らしもしたことがないアラフィフで、肉体労働の経験も無いに等しいという、よく採用されたもんだ。という従業員です。

枝幸ミルクネットワークに参加する4つの牧場には、地元で代々牧場経営をしている方はもちろん、脱サラして牧場経営を始めた方など、様々な経歴の方が働いています。
また、それぞれの牧場で、経営方針、規模や設備も異なりますので、酪農に興味がある方にとって、ここが知りたかった!というような情報を提供できるのではと思っています。

このブログを通じて、北海道で暮らしてみたい方、酪農に興味がある方が、夢を実現するにあたり、不安に思っていることが少しでも解消され、踏み出す勇気の一助になれば幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします!

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枝幸町に春がきました。牛達ものんびりとくつろいでいました。