エルムデールファームです。
どこの牧場でも1匹は猫はいます。どこからともなく現れ、我が物顔で寝て、餌欲しさにすり寄り、住み着く。当牧場でも、住み着いた猫がよその野良猫にやられてかわいそうだからと、牛舎内の事務所を占拠してしまう有り様…癒やしと引き換えに食住を与える。確実に食住の負担はデカい。
そんな猫でも、忙しい時に仕事の手伝いでも出来たらなと思ってしまう。
どの業界も人手不足だが、酪農業界は深刻だ。昔と違って近代化がされてきた酪農現場でも、なかなか働く人はいない。休む為に代わりに働いてもらう酪農ヘルパーさんも少なく、皆が申し込むため休みも確保できない、そんな状態だ。
近年は、色々な方が普及活動しているおかげで、酪農に興味を持ち熱意ある人達が増えてきたのは、とてもありがたいこと。それでも人が足りない…
都会の酪農を知らない人に興味を持ってもらい呼び込むのも大事だが、地元の人が地元の酪農現場で働きたいと思ってもらうのも大事。まだまだ酪農家側が見直さなければならない所は沢山ありますが、一緒に働いてくれる人を待ってます。
牧場猫には養ってる代わりに、招き猫みたいに福を招いて猫の恩返しをしてもらいたいものです。