えさやり
ロールカッターで給与 牧草を長期保存するための方法として、乾草とサイレージがある。言うなれば干物と漬物みたいなものである。給与方法は様々であるが、出来れば牛が食べやすい長さに細断してやるのが理想である。牛は牧草を第一胃から口へ逆流させ噛み返す動作(反芻)を何度も繰り返し、消化する。牧草を細断してやることで、反芻回数が若干減る。結果として、一日に消化出来る(食べられる)牧草の量が増える。 |
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一輪車で給与 乳牛は牛乳を生産するために改良された家畜である。家畜と野生動物の違いは繁殖期である。野生動物は子育てをする為に必要な栄養素を確保できる春に分娩するように繁殖期というものがある。一方家畜は、それがない。ひとつの牛群が毎月平均して牛乳を生産するためには、毎月平均して分娩しないといけない。また最近の牛は生産乳量が多いため、牧草だけでは栄養素が不足する。穀類を主原料とした濃厚飼料を給与する事により、毎月安定して牛乳を生産することができる。 |
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ミキサー車で給与 牛は一般的に消化速度の速いものから口にすると言われている。牧草と濃厚飼料を混ぜてしまうことで選び食いしづらくなり、全ての食材を同時に平均して食べさせることが出来る。牛も人間と一緒で、好きなものだけ(食べやすいもの)食べていると、疾病リスクが高まる。 |